人口の15～20%が生涯に1回以上かかるとされありふれた病気です。ほとんどの場合、原因はよく分からないとされています。女性は男性よりも多いようです。
蕁麻疹患者の約 30% では、発作が数か月または数年にわたって再発することがよくあります。慢性蕁麻疹とは、週に 2 回以上、6 週間以上にわたって蕁麻疹を繰り返すことと適宜されます。
抗ヒスタミン剤の内服が中心となります。重症患者は多剤併用やステロイド内服、注射薬などをおこなうこともあります。症状の経過や治療経過によってお薬の調整を行います。
ステロイドの塗り薬は基本効果がないので処方は通常しませんが、掻いたことで発生した湿疹には効果はでます。
蕁麻疹はほとんどの場合は6-8週間で治癒しますが、一部の人が難治性で長期間継続する人がいます。5年以上続いている人は30-70％いるともいわれています。
慢性蕁麻疹の場合、効果のあるお薬で症状をしっかり押さえた状態を作り続けながら徐々に減量する方法が推奨されていたります。
